いくら良い記事を書き続けていても、読みにくいと読者は最後まで読んでくれません。
そこで大切になってくるのが、ブログの”ユーザビリティ”を高めることです。
「ユーザビリティが高い」とは、”なるべく簡単で迷わず、ストレスを感じずに操作できること”を示します。
最近では、スマートフォンの普及で6~7割の人がスマホ経由でブログを読んでいます。
そのため、パソコンだけでなく、スマホのような小さな画面でも読みやすくするように心がけましょう。
といきなり「ユーザビリティをを高めよう」と言われても具体的に何をすれば良いのかがわからないという方が多いと思います。
そんな方に向けて、今回はユーザビリティを高める方法として4つ紹介したいと思います。
スマホファーストでブログを運営する
昨今では、スマートフォンの普及に伴い、ブログへのアクセスの6〜7割がスマホ経由となっています。
PCのデザインをスマホと同じにしてしまうと、細かくて読みにくくなってしまいます。
そのため、スマートフォン専用のデザインを用意しましょう。
無料ブログサービスではスマホファーストが対応されているはずです。
WordPressもスマホファーストに対応したレスポンシブデザインのテーマがほとんどです。
レスポンシブデザインのテーマ一覧:
https://imitsu.jp/matome/hp-design/9555471759515837
Googleアナリティクスでモバイル率を調べる
Googleアナリティクスでブログ読者のモバイル率を確認することができます。
レポート画面のサイドバーで「ユーザー」→「モバイル」→「概要(サマリー)」→をクリックする。
赤印で示してあるボタンをクリックする。
そうすると、写真のようにパソコンかスマホのどちらからアクセスしてきたかの割合がわかることができます。
写真は僕のブログについてですが、僕のブログはまだ読者さんがそんなにいないのでパソコンの割合が多いですが、多くの有名なブロガーはスマホからのアクセスが6〜7割を占めている方がほとんどです。
記事が完成したらパソコンとスマホで確認する
これは、記事が書けたときに毎回行ってください。
パソコンよりもスマホで読む人の方が圧倒的に多いのですから、スマホ表示の方が重要です。
パソコンで確認しても、スマホ上だと表示がおかしいことがあります。
パソコンで気付けなかった誤字や脱字、おかしい文章を見つけられることもあるので必ず行いましょう。
モバイルフレンドリーテストで確認する
モバイルフレンドリーテスト(https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja)のページを開いて、ブログ記事のURLを入力して、ボタンをタップするだけでできます。
記事のURLを入力し、「URLをテスト」というボタンをタップする。
以下のような画面が出てくれば、その記事はしっかりとスマホファーストに対応しています。
読みやすいテキストのデザインを考える
ブログのテキスト(文章)の設定項目としては以下の5つです。
文字の大きさ
ブログの文字は、大きすぎたり、小さすぎたりすると読みづらくなってしまいます。
パソコンで見た時は一行の文字数が40字くらい、スマホは20字くらいになるようにサイズを設定すると読みやすいです。
文字サイズの目安としては、16〜18pxぐらいです。
行間
行間がギュウギュウしていると非常に読みづらいです。
そのため、適度な間隔が必要です。
僕が行っている方法は、ひと文章(。まで)書いたら一行あけるようにしています。
行間に関しては、人によってかなり変わるので自分が見やすいなと思った記事の真似をするのも良いと思います。
段落間の余白
段落間の余白を十分にとらないと、文章の構造がわかりにくくなってしまいます。
2行分くらいははっきりと空けた方が見やすいです。
フォントの種類
フォントの種類は自由に設定できますが、種類に関してはいじらないでデフォルトでインストールされているフォントを設定しておきましょう。
文字の色
文字の色は基本的には真っ黒で良いですが、少しグレーっぽい色でも読みやすいです。
強調したい箇所には黄色マーカーを入れたり、注意して欲しい箇所には赤の太字にしてみるなど、自分なりに工夫してみましょう。
ブログの表示速度を上げる
ブログの表示が遅いと、読者がそのページから離れてしまいます。
ブログの表示を早くするために工夫をしましょう。
ブログの表示速度を早める方法として2つあります。
サーバーを強いものにする
ブログ側がいくら努力しても、レンタルサーバー自体の速度が遅いと、どうしようもありません。
レンタルサーバーは1つのサーバーを複数のユーザーで共有しています。
料金がやすいサーバーはユーザー数が多いので、負荷がかかりやすく遅くなりがちです。
高価なサーバーはユーザー数が少ないため、速度が出ます。
サーバーの性能は料金に比例するのです。
そのため、サーバー選びは慎重に行いましょう。
一応、僕が利用しているオススメのレンタルサーバーを紹介しておくと、「エックスサーバー」です。
月1000円で利用できる高機能サーバーです。
エックスサーバーホームページ:
https://www.xserver.ne.jp
プラグイン 「WP Fastest Cache」を使う
このプラグインは、生成したページをキャッシュ(一定時間保存)すると、処理量を減らして表示速度を速くすることができます。
プラグインを有効にしたら、「setting」タブの一番下の言語を日本語に設定して保存すると日本語表記になります。
「ログインユーザー」以外の全ての項目にチェックをつける。
レスポンシブデザインなら「モバイル」もチェックを外す。
保存ボタンを忘れずに!
最後に、「キャッシュの削除」タブを開き、「キャッシュと圧縮されたCSS/JSファイルを削除」をクリックして、キャッシュを削除すれば、設定は完了です。
記事を見つけやすくする
新着記事はトップページに掲載されて目立つため、よく読まれます。
しかし、一定期間が経つとトップページから外れて、過去記事となってしまいます。
読者が簡単に過去記事にアクセスできるようにしておきましょう。
ブログ内に検索フォームを設置する
ブログ内検索フォームは、必ず設置しましょう。
「前に読んだ記事を読みたいけど見つからない」というようなケースはよくあります。
WordPressでは、標準の検索フォームではなく、Googleのカスタム検索フォームを設置することをお勧めします。
Googleの検索フォームの方が、言葉のゆれ等を考慮してくれるため、記事を見つけやすいです。
Googleカスタム検索フォームの取得方法
まず、Googleアカウントにログインした状態で以下のページにアクセス
URL:https://programmablesearchengine.google.com/intl/ja_jp/about/
そして以下の画面に従って各項目を入力してください。
コード取得のボタンをクリック。
そうすると、次のような画面が出てくるので、赤いカッコで囲われたコードをコピーして、WordPressのサイドバーにコードを貼れば完了です。
記事下に関連記事を入れる
関連する他の記事を表示すると、読者にとって便利です。
ブログ運営者としてもページビュー数が増えるので両者にとって良いでしょう。
記事下でも良いですが、記事の中で紹介するのが最も効果的です。
記事が完成したら、カテゴリー分けやタグ付けをしっかりすることで、関連の精度を上げることができます。
記事にカテゴリーやタグをつける方法
これは簡単で、記事作成時のページの右側のサイドバーにそれぞれの設定箇所があるので、そこに記事に関連したカテゴリーやタグを選択すれば良いだけです。
このカテゴリーとタグ付けをしてから、記事を投稿すれば関連ページを自動的に表示させることができます。
以上、今回は「ブログのユーザビリティを高める方法」について解説しました。
ブログを成長させるためにはこの”ユーザビリティ”は重要となります。
ユーザビリティを高めてあなたのブログを成長させましょう!